October-2023.コスタリカから
コスタリカでは、コスタリカ政府による「傑出した高級なスペシャルティコーヒー豆の栽培しか許可しない」という政策により、世界的に見ても大変に手のかかった希少なコーヒー豆を輸出している国として知られております。 「Costa Rica, Coto Brus, Hacienda La Mistad」 筆者はこのコーヒー豆が要注目という記事を米国で目にしたのが、多分8年ほど前だったと思いますが、いつかこのコーヒー豆を紹介できたらと思っておりました。ずいぶん時間がかかりましたが、やっと念願叶いました。 ラミスタット農園は一般的に知られたタラズ地区ではなく、はるか南部、パナマと国境を共有している山脈の中、Coto Brus Puntarenas という地区にあります。現オーナーの曽祖父の代から所有していたほとんどの土地は現在、大自然保護地区として政府の管理下に置かれ、中米最大の保護地区ラミスタット国立公園と呼ばれております。その土地の一部を使って、コーヒー、ヤギ、鶏、バナナなどの果物栽培を行っていますが、コーヒーは、家畜や野菜果物からの廃棄物のみを肥料にして、循環型農業を実践し、化学肥料を使わない農業の先駆者といえる農園経営を長年おこなっていることで知られている農園なのです。 なるほど、この2週間、マキネスティ店内でテストしておりますが、丁寧に抽出をしてみてください。プレスでもペーパードリップでもお好みでどちらの方法でも、甘さ、フルーティ、クリーミーなキャラメル感を楽しめるコーヒー。いつまでも余韻を楽しんでいただけるコーヒーです。